・ワーズワースの森ガール(春にして君を離れ)

 だぁあああるぅうううぃいいいい。マジだるい。そんなこんなで自分とスギ花粉の生死を掛けた戦いも、すでに1ヶ月以上が過ぎた。思えば2月・3月は毎年、スギ花粉との戦いの記憶しか残っていない。これから死ぬまで毎年、こんな風に花粉との戦いが続くのかな。これはなにかの罰なのかな。今日も黄色い花粉がしんしんと心を満たしていくのを感じながら、なぜ自分がこんな目にあわなければならないのか考えてみる。
 でも思い当たる節がない。もしかして深い理由があるのかもしれないけど、なにがどうしてそうなったのか、難しすぎて理解できない。ひどい不条理だと思う。でも世の中はたいていそんなものだ。それはわかってる。前からわかっていたけれど、またわかった。そしてわかっても、とてもいやな気分です。もうがんばるのにもつかれたよ。。。


 はぁ・・・もう何をするのもめんどくさい。スギ花粉なんてなくなってしまえばいいのに。そんなことを考えながら、人生に絶望して青い空を見上げる。自分はあんなにも空の青と海の青が好きなのに、今はただただ、この青い空がうとましい。部屋で静かにベッドに横になって、何も考えずにゴロゴロしていたい。
 てか花粉との戦いが1ヶ月以上ともなると、だんだんテンションがおかしくなってくる。妙に独特の精神状態だ。ものすごくぼおーっとしたかとおもえば「はあ・・・まあ・・・えへへへ」ってうす笑いみたいな。かとおもえば、何もしないで耳を澄まして、パソコンのファンの音をきいたり、空に向かって「ころころころころころころころす」とつぶやいてみたり・・・。もう完全に頭おかしい。しかも哀しくないのに涙がでてくるっていうね。困ったなあ。たぶん今が底の日々。。。


 昨日も仕事中に「あのぉ〜・・」「あのぉ〜・・」「いま時間大丈夫ですか?」「いま時間大丈夫ですか?」「ふざけないでくださいよぉ〜」「ふざけないでくださいよぉ〜」ってやってたら、マジギレされてびびった。でも、これは自分が悪いよなあ。ごめんよ。今は疲れのピークなので、心に余裕がなくなっているんだね。もはや何もかもがどうでもいい。
 この無気力は自殺の一歩手前なのかなと思う。もし自分が自殺するなら、北極点への冬季単独到達を目指して、自分の限界ギリギリまでがんばって、もうどうしても前に進めなくなって、北極のきれいな夕焼けを見つつ、大自然の素晴らしさにちょっぴり感動して、それでも寒くてつらくて、手足の感覚もだんだん麻痺してきて、そのうち意識がなくなって・・・そんな風に死にたい。別に死ぬ気はないけど。


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