・Let's献血のリスク(ライシャワー事件)

 2003年7月に大阪市の40代女性が献血に参加した際、看護師が採血に手間取り針を約20分もの間動かし続けたため、末梢神経を損傷して右腕がまったく動かせない状態になったとして、日本赤十字社に対し約1億3千万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしたらしい。これに対し日赤側は「発症には心因的な要因もある」などと主張し因果関係を全面的に争ったが、最終的には賠償金7180万円を女性に支払うことで和解に応じたらしい。
 これマジ?手が麻痺とかそんなことありえるの?でも20分間も血管グリグリってのが、まずありえないよなあ。「やめてください」といっても「大丈夫です」といってやり続けたらしい。なんとむごいことを・・・。しかも結局のところ採血できなかったんだってさ。やれやれ、採血できないと看護師の沽券にでも関わるのかな?普通にやめればよかったのに。でも献血に関わる事故は実際に多いらしく、2007年でも神経損傷や神経障害やVVRやRSDなど、777例が報告されているらしい。めまいや皮下出血入れるともっとすごい件数らしいけど。


 ぎょえええええええええええ!てか、献血って結構こわいのね。知らなかった・・・・・。なんつって、自分は献血やったことないけど(笑)。だって血を見るのが苦手なんだもん。ついでに注射も苦手だけど。なんか血を見ただけで、軽くめまいとかしちゃうの。ついでに動悸や息切れも。いやね、傷ついた大切な人を目の前にしたら、さすがの自分も「好きなだけ自分の血を使ってください!」「どうか彼女を助けてあげてください!」なんつって、輸血するのもやぶさかでないのだけど(笑)。
 でも献血ってさ、なんかメリットばっかり宣伝して、リスクについては何一つ説明しないんだもんなー。しかも献血での事故をめぐって、日赤側が今回のような賠償に応じるのは異例中の異例らしく、大抵は理由を付けて知らんプリらしい。もちろん献血は大切なことだし、自分もみなさま方にはどんどん献血してほしいのですが、やっぱリスクもちゃんと伝えるべきだよな。もちろんそれで献血する人が激減しても困るわけだけど。それに看護師さんの意識と技能のレベルもやっぱ問題だよな。いっちゃ悪いけど採血って軽く考えてる節もあるし、マジで下手くそな人もいるからね。


 でもボランティアでなんとか血液がまかなえてる日本は、なんだかんだで平和だ。もしまた戦争とか起こると、売血しなきゃいけない状況になるのかもしれないけど。そうじゃなくても少子化だしなあ・・・・・。今後はボランティアだけじゃどうにもならない状況になるのかな?わからないけど。とはいえ中には、献血マニアさんとかいるらしいからね。そういう献血ボランティアのみなさんには、是非とも頑張って欲しい(←人任せ)。
 それに血液センターに行くと、お菓子が食べ放題で、ジュースが飲み放題らしいよ。血液検査の結果も貰えて、糖尿病とかわかるらしいし。エイズ検査はしてもらえなくなっちゃったらしいけど。しかも粗品までもらえるらしい。つーかね、ぶっちゃけ日赤は人を集める努力が足りない。この粗品だってヲタク狙いのキャラクター限定商品とかにすれば、嫌でも人が集まるっての。なのに「血が足りない」とか危機感を煽るばっかりなんだもんなあ。このへんがお役所仕事というかなんというか・・・・・普通の企業なら余裕で潰れてるわ(笑)。


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