・日本では自殺する若者が増えている(高瀬舟)

 2009年5月14日、警察庁が、昨年1年間に全国で自殺した32,249人の年齢や動機などを公表しました。それによると、高齢者の自殺は減少か横ばいなのに対し、10代〜30代を中心にした「若年層」の自殺者が増加傾向にあるらしい。「はあ・・死にたい・・」と思う若者がどんどん増えてるらしい。ちなみに自殺の動機としては「生活苦」「失業」「就職失敗」が増えるなど、不景気を色濃く反映した結果になってるんだって。
 むぅ・・・・・なんかすごいなあ、日本。どんだけ夢や希望のない、ねじくれた国なんだろう(苦笑)。10代や20代で自殺とかされると、なんかこっちまで切なくなってくる。しかも自殺者は11年連続で3万人超の記録更新中だし。やっぱ不況の影響はすごいね。自殺者の約半数は失業者みたいだし。どうやら今年も記録更新しちゃいそうな勢いだな。「でも、何も死ななくてもいいのに・・」と、死ぬ度胸もない自分がつぶやいてみる。


 なんつって自分は、「生きるのがつらくて苦しい」「今までの人生で良い事は一つもなかった」とか、本気で言う人達に対して、有効な回答を持ち合わせてはいない。そもそも、自分が生きるに値するかという問いにも、かなり疑問を持ってるぐらいだし。別にカトリックでもないので、自殺や堕胎がいけないことという、思想や信念もない。つかむしろ、生きる権利を声高に叫ぶなら、死ぬ権利だってあるんじゃないかと、そう考えてる。
 まあ、自殺は痛いし怖そうなので、自分にはできなそうだけど、死ぬ時期を自分で決めるのは悪くない気はする。むしろ安楽死法案とか個人的には通して欲しいなと、そう思うぐらい。できれば国民安楽死センターとか欲しいね(笑)。てか、いつの間に日本には、こんなに自殺をタブー視する風潮がうまれたんだろう?昔はもっと、ハラキリとかバンバンやってた気がするんだけどなあ。やっぱ「人の命は地球より重い」とか言い出してから?


 あ〜あ・・・昔はさ、おいしいおやつに、ほかほかごはん、あったかいふとんでねむるんだろな♪・・みたいな、ただそれだけで幸せだったんだけどなあ・・・。いつからだろう?そんなことがたいした幸せに思えないようになってしまったのは。う〜ん、やっぱ自分は、幸せを感じる能力が、昔より減ってきてる気がする。仕事とかある意味、シーシュポスの岩みたくなってっかんな。達成感のない徒労。こんなんじゃだめだー!
 なので自分は、自分の人生をちゃんと生きて、人生の一瞬一瞬を味わうとしよう。まず手始めに・・・・何しよう?とりあえず、晴れた日に縁側でお茶とか。疲れた体を湯船につけて「いや〜、極楽、極楽」とか。うう・・・なんか最近、言うことがジジくさくなってる気が・・・・(笑)。でもま、おいしいご飯を食べたり、朝の澄んだ空気を吸い込んだり、美しい景色を眺めたり、くだらない話で笑ったり、そういうきれいな瞬間をいっぱい集めていくことが大切なんだと思う。


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