・浅草三社おっぱい祭り(祭りだワッショイ)

 5月15日から17日の3日間に渡り、東京浅草で初夏の風物詩として知られる三社祭が行われました。つーことで、自分も行ってきました三社祭。浅草まで神輿を担ぎに。17日の日曜日だけだけど。別に江戸っ子でも浅草寺の氏子でもないけど。知人・・というか、自転車仲間の魚屋さんに誘われまして。ホントはGWですでにクタクタだったし、日曜日の朝は雨が降っていたので「雨だしー、ダルイしー、今週はゆっくりしたいしー・・」と、テンション下がりまくりだったのだけど、なんせ前から約束してたんでね。気をとりなおして行ってきた。
 実は自分は、今年の建国記念日明治神宮表参道でも、軽くお神輿を担いだんだけど、その時は、普段着にハッピ(半纏)を借りてちょっと担がせてもらっただけなので、今回が本格的なお祭りデビュー。一応ダボシャツ?とパッチ(股引)?と足袋は揃えた。ハッピっつーか、はんてんと帯は借りたけど。しかしネットの祭りにも参加したこと無いのに、いきなり三社祭デビューとはね。いやはや。


 朝の10時半に雷門の交番前で待ち合わせたんだけど、その時すでに祭りは始まってた。祭囃子が「ピーヒャラピーヒャラ、テンツクテンツク」いってた。んで倉庫みたいな集会所につれてかれたんだけど、到着したら皆さん、いきなり飲んだくれててびびった。てか、呆気にとられた。朝っぱらからどんなテンションだよ。みんなすごく盛り上がってて、完全に出遅れてしまった・・。しかも自分は知り合いが少なかったので、結構ボサッとしてたし・・・。
 んで、ようやく着替え終わった頃に「じゃあそろそろ行きますか〜」みたいな感じで、みんなで神輿担ぎに出陣。その頃にはもう雨も上がってたんだけど、雨のせいで例年より人出が少なかったみたい。でもまあそれにしたって混んでた。なんせ145万人だかんね。145万人とかすごくね?日本ダービーが19万人で、コミックマーケットが55万人だから、それよりすごい。しかも各町会のお神輿が約100基も練り歩くんだってさ。なにこの数は。もうね、すごすぎ。意味がわからん。


 でまあ、その中の1基を担がせてもらったんだけど、コレが意外と難しい。疲れた人からどんどん変わっていくんだけど、この神輿に入るタイミングが難しい。少し強引に行かないとダメなんだけど、あんまり強引だとひじでガンってやられるし。なので一所懸命タイミングをはかってたんだけど、大縄跳びになかなか入れないダメな子供の気分になった(笑)。しかも神輿を担ぐステップがあるらしく、コレまた難しい。自分だけどうみてもへっぴり腰。ただ「ワッショイワッショイいっときゃイイや」みたいに考えてたんで、コレも予想外だった。
 あと、お祭りってもっとこう、いつ喧嘩が始まってもおかしくないというか、女子供はすっこんでろみたいな、そんな殺伐とした感じを想像してたんだけど、けっこう女性の参加者とか多いのね。もっとヤクザさんとかホモっぽい人ばっかりだと思ってたけど、全然そんなことなかった。若くてきれいなお姉さんがすごくたくさんいた。えーっと・・・この方たちはやっぱり水商売の方たちか何か?ってかソープ嬢?←(ものすごい偏見)


 てか、去年から規制が厳しくなったみたいで、ふんどし一丁で刺青みせたりするのはダメらしい。なのでどの人がコワイ人なのかさっぱりわからず。何気に、ほのぼの。でも、どう考えてもこのお姉さん方はコワイ人たちとつながっるだろ?って、自分の頭の中の妄想が爆発して、軽々しくナンパとか出来ない。怖くて話しかけたり近寄ることもできない。ヘタレですいません。なのでものすごく申し訳なさそうに、後ろのほうで休み休み神輿を担いでたんですけど、そしたらどうやら自分の後ろに女性が入ったらしい。なにやらそんな気配がした。
 で、担いでると後ろから「エッサ」だの「ソイヤ」だの、可愛いらしい声が聞こえてきたりするんですけど、もうね、背中にあたるんですよ。やわらかいものが。「いやぁ・・ははっ・・まさかね・・ははは・・」なんつって、背中に意識を集中してみたんですけど、おしくらまんじゅう状態でその感触は、あまりハッキリ解らないんですけど、もうね、明らかに自分の背中におっぱいがあたってんですよ。


 「ままままじかよー!」みたいな。「おいおい、これはー!」みたいな。その時、祭囃子の音が消えた。喧騒はどこかに飛んでいった。心臓がドキドキして、胸が苦しくなって、お神輿どころじゃないっていうか。背中に全神経を集中してるっていうか。その集中力たるや、最近ついぞお目にかかれないぐらいだったね。普段その集中力があれば、1日の仕事がたぶん2時間ぐらいで終わってるね。そんくらいの集中力。でね、「ああ神様ありがとうございます」「どうかこの時間が少しでも長く続きますように」と、お神輿の神様にそうお祈りしながら、必死で担いでた。
 できればね、後ろ向いてその女性の顔を確認したかったのだけど、神輿を担いでると後ろ向けないのな。そうこうしているうちに後ろがチェンジしてしまって、彼女は人ごみに紛れてしまって、結局誰だかわからずじまいだった。でも、もしかしたら不細工なおばちゃんだった可能性もあるので、今となっては顔を見なくて正解だった気もする。でね、ものすごいがんばって、あんまり長い間担いでたもんで、肩がやられた。肩いてえ〜(笑)。


 てか今考えると、背中におっぱいが当たったぐらいで、ときめいている自分が情けない。「ずっとあこがれてきた三社祭の神輿をかつげて感無量」とかいう他人のコメント読むと、自分がちょっと浅ましい。でもさ〜、お祭ってなんかエロイよね(笑)。こんなこというとバチがあたりそうだけど。女の人も半ダコっていうかホットパンツみたいなの履いてるんですけど、ストッキングを履かないナマ足なので、太ももがまぶしい。てか半纏やシャツの下はどうなってるの?さらしとか巻いてんの?ド素人なのでよくわからないのだけど。女の人に聞きたかったけど、恥ずかしくて聞けなかった・・・・・(笑)。
 その後はね、ものすごいデカいというか、町会のやつとは明らかに縮尺が違う、本社神輿(一之宮)というやつを担いだりもしたんですが、それに目つきのするどいおっさん同士が、自分の目の前でスペクタクルな喧嘩を繰り広げらたりもしたんですが、そこはまあ、どうでもいいっつーか。そんなエピソードは、もはやオマケっつーか。でも今まで祭りは、いつも外から眺めてただけだったけど、中に入ると結構おもしろいね。いろんな意味でお祭り騒ぎでした。おかげでまたもや、筋肉痛だけど(笑)。


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1/5 町神輿
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