・ドラゴンクエストの思い出(人生は壮大なクソゲー)

　2009年7月11日に発売された、ニンテンドーDS対応のロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト9　星空の守り人」が、どうやらバカ売れしているらしい。メガヒットしているらしい。国内出荷本数がすでに300万本を突破しちゃったんだってさ。発売からわずか4日でトリプルミリオン達成だよ。やっぱドラクエはすげぇな・・・・・(汗)。
　てか「ドラクエ」って看板だけで、滅茶苦茶売れるな。すごいブランド力だな。さすがは国民的RPG。しかも今回はDSなんで、知り合いが昼休みにドラクエやってて笑った。てか、電車の中で小学生から白髪まじりのオッサンまで、みんなドラクエやってるのは正直引くわ。すれ違い通信やってる場合じゃねーだろ(笑)。

　いや、自分も「通信対戦するからドラクエ買え」とかわけわからんこと言われたけど、ぶっちゃけRPGはあんま好きじゃないんだよね。なんとなく肌に合わないというか。それに最近のRPGはエンディングにたどり着くのが大変。キャラの名前だの、村の名前だの、魔法の名前だの、武器の名前だの、覚えきれねーよ。マジで。
　てか、ドラクエとかやってる暇なんかねぇっつーの。いい歳して剣だの魔法だのいってられねぇっつーの。ダンジョンでモンスターに集団でボコられて、命からがら棺桶引きずって逃げた挙句に、「しんでしまうとはなにごとだ」とか説教されて、教会に持ち金の半分ボッタクられてる場合じゃねぇっつーの。マジで。

　大体自分の人生にスライムは関係ないし、魔物と対峙することもないし、洞窟を探検する機会も、世界を救う機会もない。しかもさんざん苦労してやっとこゲームをクリアしたところで、自分自身の経験値は大して・・・というより、これはもう、ほぼ断言してもいいと思うが、何一つとして上がってはいない。
　イベントムービーを見るためにちまちまとつまらない戦闘を繰り返し、コツコツ努力をして地道なレベル上げをして、死ぬほど苦労してラスボスにたどり着いて、やっと倒してエンディングを見れるとおもったら次のラスボスが出てきて、果たして自分はラスボスだかなんだか分からない奴に屈服して全滅した。

　そう、あの時じぶんはゲームを投げ出したのだ。コンピュータのくせに強すぎなんだよこっちはロクに寝てないだよふざけんなオレの貴重な睡眠時間を返しやがれこのプログラム野郎！といった感じの悪態をえんえんとついていたのは、今でもハッキリ覚えている。たぶんあの時、自分はゲームに負けたのだ。
　でも、今はそれでよかったと思ってる。考えれば考えるほど、RPGなんて時間の浪費だ。メタルスライムの逃げ足の速さには、いい加減うんざりだ。ネトゲ廃人などという言葉を聞くにつけ、会社を休んでドラクエするような、そういう大人にはなりたくない。・・以上、コンピュータに敗北した人間の言い訳でした(笑)。

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ドラゴンクエストIX 星空の守り人
国民的RPG『ドラゴンクエスト』のシリーズ9作目。

スクウェア・エニックス (2009/7/11)

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