・北海道大雪山系で死者10名の遭難事故(試される大地)

 2009年7月16日、北海道・大雪山系トムラウシ山(2141m)と美瑛岳(2052m)で、悪天候のため登山客ら計24人が遭難した事故は、死者が計10人にのぼる大惨事となりました。死者はいずれも50〜60歳代のご年配の方々だったらしい。うち8人がトムラウシ山へのツアーを企画したアミューズトラベル(東京都千代田区)という会社のツアー客、およびガイドだったらしい。死因は強風や雨での、低体温症による凍死だったらしい。
 いやいや、これには自分もびっくりした。びっっくりした。自分も登山が趣味だし、おまけに雪山で危うく遭難しかけたことがあるので、さすがにこの事故は笑えない。ご冥福をお祈りします。にしても、北海道ハンパないな。夏山なのにこの遭難率の高さには、自分も軽くびっくりすんな。てか、この時期寒くて遭難とか、なんか自分の想像を絶するな。どんだけ寒いんだよ、北海道。ヒグマ以外にも、北海道なめてるとエライ目みるな。


 あぶねー、あぶねー。これは知っといてよかった。北海道は夏山でも凍死するということを、今のうちに知っておいてよかった。「北海道っていつ遭難しても、全然おかしくないじゃん?」って、これからはちゃんと認識するわ。もしも、自分がこのツアーなんかに参加してた日にゃ、みんながガッツリ雪山装備してるのに、一人だけ思いっきりジャージにトレーナーで参加するところだった。ふぅ〜・・・・・びびるー(汗)。
 なんつって、それはウソだけど、複数の別のツアーでそれぞれに死者が出てるってことは、これはもう運が悪かったとしか言いようが無い。寒さが常識の範疇を超えていたというのは、これはきっと本当の事なんだろう。もちろんこの事件で一番問題なのは、ガイドの天候悪化の判断ミスなんだろうけど。でも変わりやすい山の天気でその判断がいかに難しいかは、自分にも良く分かる。あと遭難時の少しの判断の後れが命取りになるということも。


 もちろん自分も、多少の無茶を承知で行程こなすことしか考えてなかったっぽい、この会社のガイドさんを擁護する気はあまりないのですが。だって、さすがに8人も死ぬって、判断ミスにも程がある。それにガイドが行くッつったら、ツアー客も着いて行かざるを得ないよなあ・・・それが山の鉄則だし。可愛そうに。山小屋で1日じっとしてれば、翌日は涼しくて爽快な北海道の夏山を満喫できていたのだろうと思うと、この人達が気の毒でならない。
 自分も北海道の山を登ってみたいんだけどなぁ・・こりゃ体力あるうちに行っとかないとヤバイかな。まま、ピクニック気分で雪山に登っちゃダメってことだね。ホントね、軽く道に迷って吹雪にあって遭難したけど、なぜか運良く山小屋がみつかって、乾いた薪がちゃんとあるのに、なぜか毛布は一つだけ。なーんてふざけたシチュエーションは、マジで絶対ありえないから。これはもう、自称アルピニストの自分が断言してもいい(笑)。


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