・ツールドフランスのある生活(ONE FOR ALL,ALL FOR ONE)
2009年7月26日、世界最大の自転車ロードレース、第96回ツール・ド・フランスがパリのシャンゼリゼにゴールし、約3週間にわたる熱戦の幕を閉ました。個人総合1位(マイヨ・ジョーヌ)はアルベルト・コンタドール(アスタナ)。2年ぶり2度目の優勝。コンタやばい。めちゃ強い。もしかすると今後、ランスやインデュラインみたいな絶対王者に君臨してしまうかもしれない。ツールであと何勝するのかな?何事もなければ、あと5回ぐらいは勝てそう。
んで、2位にはアンディ・シュレク(サクソバンク)。アンディファンの自分としては、彼の成長ぶりにビックリ。アンディーすげーな。あとはもうちょい個人タイムトライアルを頑張ってもらえると嬉しいんだけど・・・(笑)。そして、3位には過去にツール7連覇を達成したランス・アームストロング(アスタナ)。ランスはなんだかんだで総合3位かー。やっぱさすがだなぁ。てか、ちょっとだけ総合優勝とか期待しちゃったよ(笑)。
ちなみに今年は、別府史之(スキル・シマノ)と新城幸也(ブイグテレコム)という2人の日本人選手が出場して、無事完走を果たしました。112位と129位だけど(笑)。でも106年の歴史があるツール・ド・フランス史上で日本人が走ったのは、彼らと1996年に出場した今中大介だけだからね。これはもう、歴史的快挙といってもいい。しかも何度か入賞してくれたし。見所をたくさん提供してくれたし。ちゃんと完走してくれたし。自転車ファンとしては嬉しい限りです。
やっぱ日本人が出てるツールってのは面白いね。面白さが格別。これはもう、来年もぜひ日本人に出場して欲しいっ!でも相変わらず、日本でのツールの注目度は低いんだよなぁ。どんだけマイナースポーツなんだろう。やっぱ日本人が総合優勝争いでもしないと、注目されたりしないのかな。それともみんな見たことないから、なんだかよく分からないだけかな。ちゃんと見てみると、結構面白いんだけどね。ルールとかも別に難しくないし。
というわけで、みんなには一回ちゃんと見てほしい。見たら面白から。少なくとも箱根駅伝が好きな人にとっては面白いと思う。それにかなり上質の旅番組でもある。フランスの古いお城や教会が見られるのもイイ。アルプスの豊かな自然が見られるのもイイ。まさに世界の車窓からに匹敵する旅番組だね(笑)。それに今年のツールの訪問国は、フランスを含めて、モナコ、スペイン、アンドラ公国、スイス、イタリアの計6ヶ国も巡ってるし。てか、アンドラ公国ってどこだよ(笑)。
てか、ツールにはもっと日本人選手を出したほうがいいと思うんだけどね。そしたら日本人の観光客ももっと増えるだろうし。日本のスポンサーも獲得できるだろうし。でもツール・ド・フランスって日本の相撲と同じで、なんか独特の内輪感があるんだよなぁ。フランス特有のスノッブな感じとでも申しましょうか。とはいえ、クルマの販促のためにアジアに媚びを売りまくってる今のF1を見てると、考えてみればそれはそれでいい気もする(笑)。
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