・世界陸上2009雑感(祝銀メダル獲得)

　第12回ベルリン世界陸上競技選手権の最終日、女子マラソンが行われ、尾崎好美選手(第一生命)が2時間25分25秒の2位でゴールし、銀メダルを獲得しました。おめでとうございます。もしかして日本勢はメダル無し？っておもったけど、とうとう最終日でやってくれました。ラストは手に汗握る接戦で、すごく面白かった。。。結局は中国人に競り負けちゃったけどネ。尾崎選手には、出来ればあともうちょい早くスパートかけてほしかったんだけどなぁ・・。でもこれは結果論か(笑)。
　しかし、これだけコンスタントに次から次へとメダル獲れるんだから、日本女子マラソンのレベルはやっぱすごいな。素晴らしいよ。軽く脱帽だよ。ホント、この種目だけだな。メダルが計算できるのは。選手層がすごく厚い。まさに日本陸上界の最後の砦だ。それに天気がすごくよかったし、ベルリンの市街地周回コースは美しかったし、シモンさんの腹筋は割れすぎてて笑った。てか、赤羽選手は調子悪かったのかな？TBS的にはママさんランナーに勝ってほしかったみたいだけど。

　あと男子マラソンの佐藤敦之選手(中国電力)の6位入賞は、十分に快挙だったとおもう。そりゃ確かに、先頭との差があまりに圧倒的だったけど。アフリカ勢の黒い壁はあまりに厚かったけど。でも佐藤選手のラスト1キロでのスパートは面白かったし、ゴール前でコース間違たのも笑ったし、最終的に6位だったのも笑った。あとゴール後の雄叫びも笑った。なんかすっごくうれしそうだったなぁ。あれは見てるこっちまでうれしくなったわ(笑)。それと清水将也選手の、転んで11位は笑った。
　あと、最終日に男子やり投げで、村上幸史が銅メダルとってて笑った。男子やり投げの表彰台は、五輪、世界選手権を通じて初の快挙らしい。これはうれしい誤算だね。本人もびっくりしてたみたいだし。それから男子5000メートルで、上野裕一郎選手のまさかの飛び出しと周回遅れにも笑った。そんなに目立ちたかったのかと。そりゃ、らしいといえば、らしいけど。でもまあ、日本人選手のメダルはちょっぴり少なくて残念だったけど、なんだかんだで色々楽しめた大会でした。

　でも、やっぱこの大会で一番印象に残っているのは、なんといってもウサイン・ボルト。100メートルで9秒58とか、ありえない記録だし。やっぱすげぇなぁ、ボルトは。てか、すげぇってレベルじゃねぇ(笑)。あの走りを見てると、人類は一体どこまで早く走れるのか、本気で考えさせられちゃうよ。でも今後100年は破られない記録とかいって、こうもポンポン破られてると、それってどうなん？って思わんでもない。もし追い風ギリギリの神タイミングで走ったら、9秒3台ぐらいは簡単に出せそう(笑)。
　あと、男子5000メートル、10000メートルのケネニサ・ベケレはすごいね。史上初の長距離2冠達成だってさ。てか、予選とあわせて、どんだけたくさん走ってるんだって話。それから今大会はアメリカの凋落っぷりが印象的だったかな。いや、凋落ってほどでもないけど。でも今回ほどアメリカが目立たなかった陸上大会も珍しい。今までアメリカの独壇場だったからな。他国のレベルは確実に上がっている。あと、どーでもいいけどスタジアムのトラックが青すぎて、深夜テレビ見てて目が痛くなった。

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