・草食系男子(私をスキーに連れてって)

 ・・・という男子が、最近ちまたで増えてるらしい。草食系男子とは恋愛に奥手というか、あまり興味がないというか、やれる状況なのにやらない男性のことらしい。う〜ん、そうなのかな?確かに昔よりナイーブな男性が増えた気はするけど。
 でも異性に興味がないわけじゃないけど、かといってモテるために必死こいてあれこれしようとも思わない男性って、そんなにおかしいのか?むしろ雑誌やメディアが煽る恋愛至上主義の若者像のほうが、逆におかしい気がするけど。


 メディアは言う。もっと恋愛しろ。彼女が欲しいなら、おしゃれな食事+素敵なプレゼント+高級なホテルに行け。男に金を使わせるために、メディアは女の価値をどんどん吊り上げる。ハードルをどんどん上げる。
 そしてメディアに乗せられて、愛をプレゼントの金額でしか計れなくなってしまった浅はかな女性は、「カネのない男はモテない」と、そうした男性のカネのなさと、容姿の不味さと、女を楽しませられない無器用さをバカにするのだろう。


 そして彼らはますます殻に閉じこもってしまう。たぶん草食系ってのは、そういったメディアの煽りからドロップアウトした人々なのだと思う。きっと多くの男性はそういうのに踊らされて、疲弊してしまったんだね。かわいそうに。
 なのにメディアはそうした人々を、また勝手にカテゴライズして、レッテルを貼って、追い立てるんだ。もっと酒を飲め。クルマを買え。デートに金をつかえと。なぜ女性を口説かない?彼女が出来ないのはお前が悪いと。


 なるほど誰だって恋人が欲しいのかもしれない。独りはさみしいしね。草食系男子とはただ単に、彼女が出来ない言い訳を、女性に興味が無いということにすり替えてるだけなのかもしれない。強がっているだけなのかもしれない。
 ただもしそうだとしても、この不況時にメディアの煽る価値観は、男女の溝をますます深くしているだけだよなあ。やっぱ恋愛ってのは、ホントお金になるんだろうなあ。でも、メディアが煽るそういう手法も、もはや限界なんだと思う。


 ちなみにぜんぜん関係ないけど、このブログでよくコメントしてくださるiireiさんは、草食系男子ってわけじゃないけど、ガチで草食男子。


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