・梅雨のこの季節が嫌いです。でも衣替えのこの季節が好きです。(花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき)

 なんだか最近は、やけにぐずついたお天気ばかり・・・・・なぜなんだろう・・・・・と思っていたらもう梅雨なんですね。どうりで。でも、気がつけば、もうすぐ夏。振り向けば、夏服の女子高生。んんー・・・・・最高です!何がそんなに嬉しいって、女の子が薄着なのがうれしい。衣替えのこの季節は、とってもテンションが上がります。青い空と白い雲とまぶしい夏服って最高じゃね?そのためだけに夏が毎年、巡ってくると思えるくらいに。


 特に女子高生の夏服とかかわいい。あーでも、自分はなんていうか、女子高生のことを、可愛らしい子猫を見るような目で見ているので、つまりロリコンとは違います(重要)。でもなんつーかなー、制服補正やばい。ホントみんな可愛すぎて困る。「みんな俺が幸せにしてやるー!」って、いいたくなるぐらいかわいい。でもみんなもう勝手にしあわせそうだし、むしろ自分の面倒みろって感じで、かわいそうな自分。こんなにも地球は丸いのに。


 まーね、よく考えたら女子高生なんて、やたら調子こいてるし、世間知らずだし、頭悪いし、垢抜ないし、変なこだわりがあるしで、人間的にちっとも成熟してないよね。でもそこがいい。なんでしょう、若さ、輝き、みずみずしさ。軽やかで、愛らしくて、限りなくファンタスティック。マシュマロのように白い肌とか、つるつるとはじけそうな張りのある体とか。これはもう素晴らしいとしか言いようがない。女の子が一番輝いている時期だと思う。本当に。


 でも、そんな彼女らの出すキラキラ光線が、今の自分には太陽みたいにまぶしくて、もうダメだね。なんだか死にたくなる。なのでチラ見するので精一杯。でもこっちがチラ見すると何故だかたいてい、50%ぐらいの確率で相手と目が合う。これはなぜ?一体なんで?なんなのだろう?自分は何か悪いことでもしたのだろうか?まさか電車で女性の胸やお尻をさわったり、スカートの中を盗撮したりする人々の仲間だとでも思われているのだろうか!?


 これはいけない。ああいけない。そんなアブナイ人だと思われてはたまらない。自分はただ、ささやかで平穏な暮らしを守りたいだけなのに。なので、あらぬ疑いをかけられぬよう、わざとらしいくらい大袈裟に身体を横に向けて、窓の外を眺める。そして今にも泣き出しそうな曇り空を見つめながら思ったんだ。自分もあの頃は、なんでも出来そうな気がしたって。でもそんなのやっぱり嘘だ。やっぱりなにもできないよ。そんなのただの幻想だって。


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