・恐竜が絶滅したなぞなぞ(進化の行き着く先は絶滅)

 恐竜はなぜ絶滅したのか?という問いかけは、自分が子供の頃からずーっとあって、でもその答えはその頃からちっとも進歩してなくて、学者も信憑性があるのかないのかよくわからんテキトーな仮説を次々発表しているようにしか見えない。なので昔は興味があって色々読んだりもしたけど、最近はもうどうでもよくなって、いまや開き直って、恐竜にも色々あって大変だったんだろとか、きっと生きるのに疲れたんだろとか、滅ぶべくして滅んだのだ、それが運命だったのだ、なんて思うことにしている。むしろ恐竜が絶滅するのにいちいち理由なんているのかって。絶滅して何の文句がありますか?って。


 でも地球上から姿を消した生物はびっくりするほどたくさんいるにもかかわらず、なぜこうも恐竜ばかりが注目されるのかというと、それはやはり恐竜が魅力的だからなのだとおもう。だって「恐竜」とか言われると、なんとなく胸がときめくよね。やっぱ「恐竜」のデカくてツエーってところが、男心をくすぐるよね。特に肉食恐竜がかっこいい。あの大きな口で他の恐竜を無残に食い散らかすとか、攻撃的でどう猛でワルそうでかっこいい。すっげー、クールだ。もちろん、ただデカイだけの草食恐竜は別だけど。あれはどう考えても、ちょっと頭悪そうで地味でダサイ。トリケラトプスは角があるからかっこいいけど。


 でも自分が一番好きなのは、やっぱりハシヤのたらこスパゲティーと、カンブリア紀最強の「アノマロカリス」。アノマロカリスがいちばんエキセントリックでファンタスティックでキモチワルくてカワイイ。しかもあんなお茶目な格好なのに、肉食なんだぜ。マジウケル。てか、マジありえん。なんだろう、もうねー、言葉では言い表せないぐらい、生物としての造形が嘘っぽいもんな。絵的に。こんなのいるわけないじゃんみたいな。つーか、あれで最強っていわれてもね。どう見ても弱そうだし。エビの味とかしそうだし。SF小説の表紙を書く人が、適当に宇宙生物を書いたら、きっとあんな感じになる気はする。


 それにしてもガンダムよりデカイ生物がこの世にいたなんて、俄かには信じがたい。それだけでロマンだ。自分も子供の頃は、恐竜大好きだったし。博物館で大騒ぎしてたわ。「恐竜でっかい!おれちっちゃい!」みたいに。きっと恐竜が絶滅した理由は、永遠に解けない謎のような気がする。でも、なんかそっちのほうがいいや。この世に解明出来ない、たくさんの謎があるって素敵だ。でもカエルが宇宙を理解できないように、人間だってこの世の全てを理解することは出来ないのだろう。もしかすると認識すら出来ないのかもしれない。たぶん人間なんてサルがちょっとだけ頭良くなった、ただそれだけの存在なのだろう。


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