・夏の終わりのおっぱい(いいえこれはセクハラではありません)

 うるさかったセミの声もいつのまにか消え、気づけば涼やかな風が吹きぬける秋。どこまでも青く澄んだ空と、うろこ雲が夕焼けに照らされて作り出す赤と青のグラデーション。また今年も夏が終わってしまった。まだ夏が終わったばかりだというのに、小さい秋をあちこちで見つけまくって困る。この取り残されたような寂しさの正体は一体なんなのだろう。訳もなく哀しくなる。


 いや、その正体はわかっている。それは、この夏たまたま自分の斜め前に座っていた女性が、重ね着を始めたからだ。もう秋なので。今まではワイシャツだけだったのになあ。自分のこの夏の楽しみは、その女の人が仕事が一段落着いて「んー」って大きく伸びをする姿だけだった。それだけでこの暑い夏を乗り切った。女性が伸びをする姿はいいね、なんかエロくて。


 その子が伸びをするたび、心の中で「キター!」って叫んでた。「ご褒美キター!」って。呪いのようにおっぱいから目が離せない。ぜひとも胸の谷間に一ドル札のチップを挟みたい。伸びをした瞬間に、おもわず配線につまづいて、うしろからおっぱいを鷲掴みにしちゃうような、そんなうっかりイベントが発生しないものかと、仕事中にそんなことばかり考えていた。


 やっぱ、あれかな?背中を少し反って腕を上に伸ばすことで、おっぱいの形が強調されるところがいいのかな。もちろん何を着ててもいいというわけではない。ぴったりした白いワイシャツ推奨。昼食にカレーうどんを食べようものなら、跳ねるのが超気になっちゃうぐらいの真っ白なワイシャツ推奨。サテンのブラウスなんかもいい線いってるけど、やっぱダメです。


 なんなら自分は女性が「んー」って伸びをした姿を、世界三大セクシーポーズに加えてもいい。ちなみに残りの二つは、女性が少し前かがみになったときに、カットソーの隙間からのぞく胸の谷間と、初めてちょっぴり大胆な水着を着た時に、照れくさいけど見て欲しいみたいな恥じらいのポーズ。やばい。超胸キュンする。もうね、抱きしめて頬ずりしたくなるほど魅力的。


 どうして女の子のおっぱいはこんなに破壊力抜群なんだろう。デイジーカッターか、はたまたバンカーバスターか。「今日もいい天気ですね」、みたいに「今日もいいおっぱいですね」って言えたらいいのに。そこにおっぱいがあるのに、なんでおっぱい揉んじゃダメなの?って聞きたい。男はおっぱいを揉むの大好きなので、目の前におっぱいがあれば揉んじゃうのだ。


 夏といえばおっぱい。それ以外にどんな楽しみがあるというんだい?グラビアアイドルグループに、どう見てもおっぱい要員がいたりすると、ちょっぴり悲しい気持ちになります。そして応援したくなります。つまり、男は誰でもおっぱい好きということを表明したかったわけで。でも、そんな夏もおわってしまった。来年の夏までどうしよう。もう、生きるだけでおっぱいおっぱい。


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