・ロマンチック相対性理論(トムは真夜中の庭で)

　いやあ、ガリガリ君のまずい季節になってきました。もうすっかり秋だな。秋といえば、やっぱイモ堀り。イモ堀りてええええええええええ！掘り堀りしたい。土の中から大きなサツマイモを発掘したい。うぅ〜・・・・・もう、何年イモ掘ってないんだろう？最近では土の感触とかすっかり忘れてしまった。
　それにこのあたりじゃ、普通に枯葉集めて焼き芋してるだけで、警察に通報されて事情聴取とかされちゃいそうだしな。「い〜しやき〜いもぉ〜」の売り声とともにやってきたやきいも屋さんも、最近ではなぜだかあまり見かけなくなってしまったし。まあ、あのぼったくり価格じゃ、買う気もしないけどね。
　それにしても、秋にほくほくとした美味しい焼き芋を食べると幸せな気持ちになるのは、いったいなぜなのでしょうか。サツマイモおいしい。でも、ジャガイモがナス科の植物で、サツマイモがヒルガオ科の植物と知って、なんとなく裏切られた気がしました。おイモはみんな仲間だとおもっていたのにっ！

　それはともかくっ！なんか、ニュートリノが光速より速いという、おどろきの実験結果が発表されたらしい。事実なら、「光より速い物質は存在しない」としたアインシュタインの特殊相対性理論を覆す物理学上の「大発見」となる可能性があるんだってさ。「大発見」てなんかわくわくするね。言葉の響きがなんとなく。
　いや、自分も科学サイドの人間ではないので、その辺のことはあまりよくわからないのだけれど、「本当ならタイムマシンも可能になる」ってぐらいの大発見らしい。もしもタイムマシンで過去に戻れたらどうしよう？とりあえず毎朝自分を起こしに来てくれる幼馴染の可愛いポニーテールの女子高生の隣の家に住みたい。
　まあ、光より早い物質は実はたくさんあって、50年後の自分たちが認識している世界は、今とはだいぶ違うのかもしれない。不思議はまだまだたくさん残っている、見つけていないだけで。そう考えただけで、わくわくするね。もしなんでも知っている人がもしいたとしたら、世界はきっと退屈なんだろうなあ。

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