・ゆっくり死にゆくマスメディア(Yesterday Once More)

 どうやらテレビの視聴率低下が深刻らしい。2011年10月3〜9日の視聴率トップは、『笑点』だったらしい。うん、まあ、正直これはやばいかもしんないねー(笑)。笑点が視聴率トップとかびっくりだよ。笑点がいつ頃から始まったのか知らないけど、これはもう笑点始まって以来の快挙といっていいのかもしれない。まさかこんな人気番組だとはおもってなかった。おじいちゃんコンテンツつえー!さすがは高齢化社会だ。でも、『水戸黄門』は打ち切りだという話なので、やはり不況の昨今、テレビ局には予算がないのだろう。笑点って確かに制作費が安そうだもんなあ。時代劇はめっちゃ高そうだけど。


 いやいや、大衆のテレビ離れは、着々と進行しているみたいですね。新聞は発行部数が減りまくって、ラジオは娯楽の主役の座を追われて久しいわけだけども、ついにマスメディアの王様であるところの、テレビまでもが終わりかけていますか・・・・・。テレビ局の4割が赤字という報道を聞いたときは、単に不況だからって感じだったけども、さすがにこれだけ視聴率が悪いのはちょっとね。テレビ業界的には深刻な問題だと思うんだよね。リストラや経費削減とは違った意味で。だって大衆に影響力のなくなったマスメディアなんて、もはや存在価値そのものが微妙といっても過言ではない。


 もちろんそれは、テレビが悪いわけではなくてね、今の時代が、そういう時代なんだと思う。もはや「嫌なら見なければいい」などと悠長なことを言ってる時代ではない。しかし「嫌なら見なければいい」という言葉は、ずいぶんと高慢だよなあ。普通の企業が消費者に向かって「嫌なら買わなければいい」なんて普通は言えないしな。たぶん今までのテレビ業界は、それだけ殿様商売だったのだろう。うらやましい限りだ。そんな時代が終わるかと思うと、ちょっぴり可笑しくもあり、哀しくもある。地デジ移行も終わって、東京スカイツリーが立とうかというこの時期に、皮肉といえばその通りだけど。


 んで、いまや10〜30代の男性はテレビよりインターネットで、女性はテレビの傾向が強いらしい。だよなあ。マジで自分も、スポーツ以外にテレビで見るものないもんなあ。韓流とか以前に、テレビはもはや、ほとんどが女性向けのコンテンツしか作っていないイメージ。深夜番組で読者モデルのガールズトーク聞かされても、こっちとしてもどうしていいかさっぱりだよ!あとはアニメと通販番組ばっか。ああ、最近の子供はチャンネル争いとかしないのかな?やっぱ。でもまあ、自分はスポーツだけ見れればそれでいっかな?とりあえず全日本大学駅伝の柏原選手の走りは熱かった!それだけで満足。


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