・2011年日本経済総括(信頼は裏切りに贖いはここに)

 いやいや、最近はスーパーやコンビニではクレジット決済、自動販売機では電子マネーと、ちっとも小銭を使う機会がない。1度も小銭を使う機会がない日なんてザラ。うっかりどこかの店で小銭をたくさん貰おうものなら、いつまでも財布の中からなくならなくて困る。しかし便利な世の中になったもんだと思う。そうおもいつつも、銀行の残金とかさっぱりわからんので、うっかりローン地獄になっていてもたぶん気づかないとおもう。家計簿でもつけとかんと、今のところいくら預金があるかもわからん。こわいなあ。くわばらくわばら。


 などといいつつ、2012年には国の借金がついに1000兆円の大台を突破しそうな勢いらしい。これはすごい。順調に記録を更新し続けているな。まさに今の日本は、「借金大国」、「赤字天国」の名をほしいままにしている。なんてファンタスティックな仕事なのだろう。サンキューな、日本政府。1000兆円の借金とか、なかなかできることじゃないぜ。他の国にはそうそう真似できまい。ある意味で快挙だとおもう。王者の風格すら漂ってる。ギリシャやイタリアやスペインのデフォルト危機を尻目に、日本頑張ってる。ガンバレニッポン!


 日本はまだ大丈夫。まだいける。個人資産の1400兆円に、対外資産の600兆円を足せば、うまくやればあと10年は戦える。ただ最近は貯蓄率が急落してるらしいし、投資や資産運用では赤字だしまくりだし、社会保障費はうなぎ上りなので、それもかなり怪しくなってきてるけど(笑)。でも国の財政赤字を減らす方法なんて簡単で、支出を少なくして、収入を多くする。これだけ。小学生でもわかる。やり方も1000通りぐらいある。あるけど、いざ実現しようとすると、どれも難しいんだなこれが。これだけのことがなぜこうも難しいのか。


 そして相も変らぬ不況。もはや磐石と呼ぶにふさわしい、動かざること山のごとき不況。欧州が直面している国家デフォルト危機に加えて、ここに来てついに中国バブルも弾けたらしい。今はまだ不動産価格が暴落しているだけだけど。でも米国だってサブプライム問題で不動産が暴落したあと、リーマンショックが起きて世界中が不況になったので、中国も後しばらくしたら何らかのショックが起きるかもしれないし、起きないかもしれない。てか中国は、米国や日本の市場経済と微妙に仕組みが違うので、どういう結末になるのか解からん。


 マジで中国は予想がつかん。不良債権を強引に国有化して乗り切りそうな感じもするし、暴動や革命が起きそうな気もする。ただ、中国の不況が日本に影響がないわけはないので、これはもう今から覚悟しておかないとダメなのだろう。は〜ぁ・・・・・たぶん来年も、再来年も、そのまた先も、日本は不況なんだろうなあ。景気があと10年はよくなることはあるまい。10年たったら日本の財政赤字もマジでヤバそうだし(苦笑)。まさに時代はサバイバル。弱肉強食の格差社会か。面倒くさい時代に生まれちまったものだ。くわばらくわばら。


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