・雨が降ったりやんだり降ったりやんだり降ったりやんだり・・・

 関東はついに梅雨入りしたらしい。自転車に乗りながら空を見上げると、水彩絵具の灰色を塗りたくったようなハッキリしない天気に胸がざわつく。ああ、5月はよかった。自転車乗るたびに、チリンチリン・・ってベルを鳴らしたくなるようないい天気がつづいていたのに。
 愚痴などではなく心の中の揺るがない真実として、俺は梅雨がだいっっっ嫌い!バーカバーカ。何が恵みの雨だよ。梅雨なんてなくなってしまえばいいのに!って思っているので、そのせいで心が重い。シリカゲルを部屋中に敷き詰めれば少しは気分も晴れるのだろうか?


 雨が降ると電車に乗る機会も増えるのだけど、そういう時はたいてい本を読んでいる。文庫本はすごいなーと思う。数百円だし、持ち歩けるし、暇つぶしには持ってこい。しかも趣味は読書とか言えちゃうし。しかも近くの図書館で借りるとタダだぜ。すばらしい!
 つか、図書館いいわー。なにがいいってハズレ本の場合、気兼ねなく読み捨てることができるし(買ってしまうと最後まで読んでしまう貧乏性なのだ)。もちろん買ったばかりの本の新品の臭いも好きなのだけど、やはりタダには勝てない。返却が少し面倒くさいけど。


 あと図書館の本は、電車でどんな本を読んでるかモロバレなので、いちおう革のブックカバーをつかっている。ブックカバーっていいよね。電車の中でフランス書院を読んでても、誰にもバレナイとことか。どんな本を読んでか人に見られるのは、めっちゃ恥ずかしい。
 てか、恥ずかしいよね?普通は恥ずかしくないのかな?いや、自分もハイデッガーとか、ショーペンハウアーを読んでます。とかなら堂々と言えるけど、大抵はしょうもない内容の本ばっかりだからなあ。なのでブログで書評とか書いてる人を見るとすごいなって思う。


 てなわけで、BREEのヌメ革ブックカバーを、かれこれ7年ぐらい使っているのだけど、手入れとかさっぱりしてないので、もうボロボロの傷だらけで、新しいのを買おうか思案中。ただこのヨレヨレの色落ち具合に、妙な愛着がわいてしまっているのも事実だったり。
 ホント、このブックカバーはイマイチなんだよなあ。サイズが変更できないので、薄い本だとすぐ取れちゃうし、厚い本だと入らない。革は固めだし、縦のサイズも大きめだし、しおりを入れるポケットもついていない。でもダメな子ほど可愛いという、この妙なブックカバー愛。


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