・カラオケで音痴の罪は一体どれくらい重いのか?(Who Killed Cock Robin)

 もう夏もすっかり終わって、暑さの様子が夏のそれとはちがい、日はますます短くなり、空がだいぶ高くなってきた。そんでもって眠い。しかし、夏休みだぁ〜!って浮かれていたのはついこの間の事なのに、なんだかほんと早いなぁ。まだまだ時々暑いけど、どうしよう、本でも読むか。


 そういえば金曜日は、仕事で付き合いのある方々と久々に夜遅くまで飲んで、そしたら「いやー、もう終電ないですねー」とかいけしゃーしゃーと言われて、いやいや俺は帰れるけど・・・とは思ったけど、軽く盛り上がってる風だったので、「じゃあどこかに行きますか!」みたいな流れになって、気がついたら上野の中国パブに連れてかれた。


 そこはなんか、客が15人ぐらいしか入れない、こじんまりした場末のスナック風で、怪しさ満開だったのだけど、入ってみると特にいかがわしいところもなく、店員のかたに「イラシャリマセェ〜!」みたいな事をいわれて、「オシボリ、ドゾー」「アナタ、ナニノムー?」みたいな、まるきりアグネスみたいな片言日本語で歓迎された。


 ひとしきり中国のパンダの話題で盛り上がって、それはまあそれでよかったのだけれど、そこに同席していたどこかの社長さんという方がいて、この人がカラオケ好きらしいのだけど、あまりの音痴っぷりにびっくりした。それはもう、ありえないぐらい音痴で。思わず会話が途切れるぐらい音痴で。カラオケ歌っちゃいかんだろってぐらい音痴で。


 いや、その人とは全然面識がないのだけれど、あれかな?音痴の人は自分が音痴ってことに、もしかして気づいていないのかな?しかも歌う曲がすべてなぜかバラードなの。音痴が何を歌っちゃいけないって、やっぱりバラードだとおもう。もうリズムと音程が決定的に狂っているのに、やたら気持ちよさそうに歌うのでこっちがドン引きします。


 ぐぬぬ・・!恐るべし音痴!そこにいた一同みんな苦笑いしてたけど、たぶん変な汗をかいてたと思う。もう、リアルでジャイアンリサイタルを聞いたのは、あれが初めてだったけど、音痴つれーわー。マジつれーわー。そりゃのび太くんも本気で嫌がるわって、心のそこから納得した。


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