・嵐が吹けば桶屋は潰れる(半額ドーナツ争奪戦)

 先週はなんだかはっきりしない天気が続いて、今にも泣き出しそうな空を見上げては「今日は雨が降るのか?それとも降らないのか?それが問題だ!」と、会社に自転車で行こうか、電車でいこうか、どちらにしようか悩んでみては、ハムレット風の悲劇を演じてみるのだけど、大抵は予想が外れて、自らのクジ運の無さを嘆きつつ、ぐずぐずぐずついた天気うぜぇー!中秋の名月を台無しにした台風うぜぇー!と、強い風の吹く夜空に向かって呪いの言葉を吐くのでした。そんな9月の終わり。


 そういえば、ミスタードーナツでは半額祭りが開催されていて、祭を求めて東奔西走、各地の祭を旅するお祭りハンターとしては、行かないわけにはいかないので、会社の近くにあるミスドにスキップしながら行ったら、そこにはアメリカのポリスメンが来たら、激怒しながら「俺の昼飯のためにそこをどけ!」って拳銃ぶっ放しそうなぐらい行列してた。くそー、わざわざ来たけど、のん気に並んでいたら、食べる前に昼休みが終わること請け合いだったので、涙を呑んで普通の弁当を買って帰った。


 いやー、負け戦は空しいですたい。ひさびさにフレンチクルーラーが食べたかったのに。でもまあ、いいや。機会があれば、また来年挑むとしよう。そんな無理しなければ、いつでも食べられるっちゃー食べられるのだけど。それによく考えたら、そんなにドーナツ好きってわけでもないしな。3個食べたら胸焼けしそうな気がする。むかしは5号のホールケーキを余裕で食べれられた気がするのだけど。いや、今でもユーハイムの小さい方のフランクフルタークランツなら、食べられそうな気がするけど。


 そんなこんなでもう10月。本格的な夏の終わりと秋の始まり。次の季節へと移りゆく、このさびしくも美しい余韻。この感覚は不思議だ。なんで夏の終わりだけこんな風に感じるのかなぁ。昔は夏休みの終わりのせいだとばかり思っていたけど、最近はどうもそれだけではない気がする。もっと生物の根源的な何か。一つの出来事が終わって元に戻っていく何か。常夏の国に住んでる人はそういう感覚はないのかなぁ?あーあ、もうクールビズも終わりか。私服は楽でよかった。スーツ着るの嫌だなぁ。


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