・大人になるということ(from the cradle to the grave)

 はてさて、もうすぐはろぅいーん!ですが、ついこの間までは、どこにいてもあつかったのに、気が付けば「うわっ、さむっ!」みたいな。朝起きるのがつらい。過ぎ行く時の早さに改めて超びっくりする。秋の短さとやる気の無さを感じずにはいられない。


 つーか、俺はもうダメだ。時代についていけてない。新しいものについていく気力がない。背中に銃口でも押し付けられないと、何かをやろうとする気力が起きない。時代に流されっぱなし。Windows8が発売されても、iPhone5が発売されても「へぇ」みたいな。


 この惰性で生きる感じを何とかしたいのだけど、いっそもう全部リセットしなおせたらいいのだろうけど、それもなかなかなあ。身軽な大人のつもりだったけど、年をとると色んなものをやはり背負い込んでしまうみたいだ。大人になるってかなしいことね。


 もう何をいわれても「へー、なるほど、なるほど」って関心のある振りをするし、何を食べても「んー、うまい」っていうし、人の話を聞いてる振りして、まったく聞いてなかったりもするし、くだらないダジャレでも「あはは」って愛想笑いしたりするし。


 そのくせ、いい大人になったというのに、値段を気にせず高いお寿司を食べられないという、この悲しい庶民根性。このまえ、高い寿司屋に行ったのだけど、値段が気になって気になって落ち着いて食事ができないというか、食事がのどを通らないというか。


 つか値段が時価ってどうなの?ぼったくりバーかよ。「大トロ」とか「中トロ」怖くて言えないね。大人はそんなの気にせず食べられると、子供の頃は思っていたけど、そんなの無理です。あと、カレーうどんを服を汚さず、食べることすらままなりません。


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