・富士山と入山料(ワールドヘリテージ)

 富士山の世界遺産登録が確実になり、登山客急増が予想されているらしい。今後は富士山の登山者も現在の三割増しになるらしい。屋久島や白神山地世界遺産に登録された時も、訪問者が三割ぐらい増えたということなので。
 マジかー。これはやばい。今でも山小屋のキャパシティーがオーバーしてるのに、これ以上増えたらやばい。山小屋のトイレがうんこだらけで大変なことになる。今でも十分やばいのに。下水道完備の有難さが身に沁みるね。
 でもまあ、最近は特に、富士山に登山客が増えてきたらからなあ。ガイジンさんとかね。しかも頂上付近は登山者の行列が起こす砂埃で、晴れた日は常にモクモクしてるし。目が痛くなるし。帰ってきたら体中が砂でドロドロ。


 そんな登山者の抑制策として、富士山への入山料が検討されているらしい。現状の登山者数を維持するためには、入山料7000円が妥当な金額らしい。ぐはっ!高っ!もう回数券とか年間パスポートが出来てもおかしくないレベル。
 つーか今までタダで登ってきたのに、いきなり入山料とか言われてもね。さすがにちょっとね。自分は今まで毎年、夏は富士山に登ってきたけど、これはもう登らなくてもいっかなーって気分。もう十分過ぎるほど登ってきたしなあ。
 もはや富士山は世界遺産に登録されて、自分の手の届かない、遠い存在になってしまった・・・つか、7000円もあったら、他の山に登ったほうがずっといいわ。今となっては、頂上でお土産を一度も買わなかったことが悔やまれる・・・。


 でも入山料が悪いことだとは、全然思ってないんだよなあ。むしろ賛成。確かに金儲けだけどね。それが悪いことだとは思わないし。むしろ商業主義ばんざい。お布施だとおもえば、ある程度高くてもいいんじゃないかなー。
 まあ、払う気ないくせに何言ってんだといわれると、返す言葉もないけど(笑)。でもま、環境保全にもカネは掛かるということだ。あんまり取りすぎると、観光客が年を追うごとに激減しそうだけど。このバランスが難しい。
 てか、富士山が自然遺産じゃなくて、文化遺産に登録されたのはちょっと笑った。山岳信仰の中心だかららしいけど。でも確かに富士山に大した自然はないからな。青木ヶ原ぐらいか。あとはただの巨大な砂山のイメージ。


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