・新年ってなんだ、新年とは振り向かないことさ。

　いまさらいうのもなんですが、とうとう2014年がはじまってしまいましたね。あらためて、明けましておめでとうございます。新成人の皆様も、おめでとうございます。今年は平成26年かー。昭和がずいぶん遠くなったなー。でも今年のお正月は、お天気がとてもよかったのでよかった。抜けるような青空が広がる、晴れ晴れとした新年というのは、なんとなく心浮き立つものがある。なのであまりの天気のよさに釣られて、うっかり初詣なんぞに行ってみたんだけど、行ったはいいけど結構混んでて参った。新年早々、いきなり後悔した。あと、前に並んでたおっさんが、お賽銭に1万円を奮発しててびびった。失礼ながら神様に何をお願いしたのか、確認しそうになった。どうよ？自分のお賽銭の105円(消費税込み)に比べて、このおっさんの堂々たるお賽銭っぷりは。上には上がいて、その上には上があって、その上にはさらに上があると、日々思い知らされる毎日だけど、まさかお賽銭の額で器の大きさを再確認されるとは、くっそー、ちょっとショックだ。しかしどうだろう。天気がいいという理由でたまたま初詣に来ただけで、学園ドラマみたいな青春を送りたいとか、イケメン読モになりたいみたいな、叶えたい願いも自分には特にないので、そんなの別にまあいっかって感じだ。そんで、お御籤を引いたら、たまたま「大吉」が出て、意味もなく「ふふん」って勝った気になって、あのおっさんはお賽銭で1万円だしても、お御籤で「大凶」が出たりするのかなー？などと空想して「ああ、可哀想にねえ」って、くすりと笑って哀れんでみるけれども、やっぱりよく考えたら可哀想なのは自分のほうなので、あーなんか今年もいろいろがんばろう、って思う。前向きにね。

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