・芦田愛菜は小さなハリウッド女優

　初回放送直後に全国の養護施設などがら内容改善を要求され、期せずしてこの冬最大の話題作になってしまった日テレのドラマ「明日、ママがいない」。ドラマの内容が誤解や偏見を生むかどうかはよくわからないけど、メインスポンサー８社がすべてＣＭを取りやめるって、すごいなと思った。テレビ局は「最後まで見てもらえばわかる」みたいな、強気な発言をしてたけど、こうなっちゃったら完全にテレビ局の負けだよね。昔は電話でテレビ局に抗議したとしても、ほとんど握り潰されていたんだろうけど、今は個人が情報を発信するツールがたくさんあるからなあ。時代は変わってしまったと思う。もちろん、クレームに負けてテレビの内容が丸くなってしまっては、テレビがつまらなくなるというのも一理あるとは思うけど、物議を醸してまでやる必要があるのかというと、それもまた疑問だしね。スポンサー企業としては、こんなことでブランド価値が下がってしまったら元も子もないし。どうしてもやりたいなら公共性の高いテレビじゃなくて、映画とかネットとか他のツールでやればいいんじゃないかな。まあ、自分はこのドラマ、全然見てないけど(笑)。しかし、主演の芦田愛菜ちゃんはすごいなあ。あの笑顔。もう、９歳の笑顔じゃないね。 完全に演技の作り笑顔になってる。しかも、普通あんなに泣けないって。泣きの演技をさせたら、日本で右に出る女優はいない。ホンマ大女優やで！しかもドラマに出まくりで、ハリウッドまで進出しちゃって、どんだけ頑張り屋さんなんだ。大人社会で過ごしすぎて、子供らしさがほとんどスポイルされてる気がするけど、今後どんな大人に育つか、将来が楽しみな逸材ではある。

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