・【求人】 小売 建設 運送 介護 ＩＴ 期間工 【募集】

　まだあまり実感はないけど、最近は企業が好景気で、あちこちで人手不足が発生しているらしい。米国でサブプライム住宅ローン危機のあった２００７年１１月から、ずっと１倍を割り込んでいた有効求人倍率が、昨年１１月に約６年ぶりに１倍台に回復、その後もかなりの勢いで上昇を続け、いまや１．０８倍、なんと２１年ぶりの高水準らしい。２１年ぶりの売り手市場キターーー！プチバブルキターーー！ただ、その人手不足の発生している業界というのが、建設、ＩＴ、期間工など、リーマンショックの時に人材切りまくった業界だというのが、またなんともトホホな感じですけど。とはいえ、これまでの人余り状態から、確実に人手の足りない状態に転じ始めているのは間違いない。いやー、ここ数年の求人は、ブラック企業が絶対有利の、かなりブラックな市場だったからなー。経営者の言いなりというかなんと言うか。「あぁ？給料が安い？嫌なら止めて頂いて結構」みたいな。今まで不満があっても耐え忍んできた人、涙を呑んで我慢してきた人達も、今こそ大手を振って就活出来るねやったね。ああ、来年あたり、企業から内定をもらいまくって、片手うちわで調子こきまくって、天狗になっている新卒が目に浮かぶようだ。ほんの少し前までは、５０社受けて内定ゼロみたいな、悲惨な話がゴロゴロしていたのにね。仕方がないこととはいえ、この景気循環による、世代間に横たわる就活の不公平感はハンパないな！本当に酷い話だよね。とりあえずニートが減るのは、いいことだとは思うけど。

●その他の記事：
　・失われて早10年、また失って20年(枯れ木に花は咲くのか？)
　・自由主義経済万歳
　・2013年日本経済総括(黒田バズーカ)