・移民と難民

 今やヨーロッパのイタリアやギリシャに、北アフリカや中東から恐ろしいほどの数の移民・・・というか難民が、津波のように押し寄せているらしい。北アフリカや中東で「アラブの春」とかいって、独裁政権を打倒したはいいけど、その後の内戦や混乱でしっちゃかめっちゃかなせいで。ついでに過激派組織「イスラム国」からの難民も混じって、もはや手が付けられない状態らしい。なんかゲルマン民族大移動みたいだな。EU内なら国境の移動が自由ってとこも昔のローマ帝国みたいだし。下手するとEUは西ローマ帝国みたいに崩壊しそうな気もする。やっぱこれってかなり深刻な事態だと思うのだが。でもドイツの政治はどいつもこいつも、難民ウェルカムなんだよなぁ。受け入れ表明した挙句、歓迎しちゃったりなんかして。おかげで難民はいまや約束の地ドイツに殺到しているらしい。これなー、日本にも第二次世界大戦での戦争アレルギーがあるみたいに、ドイツにも第二次世界大戦での他民族排斥アレルギーみたいなのがあるんだろうなー。下手に難民受け入れを拒否しようものなら、即ナチスのレッテル貼られそうだし。そもそもEU全体が、昔の植民地経営のツケを払わされている気がする。そうはいっても、政治家がそんなきれいごとを言ってる限界は、すでに大きく超えてると思うのだが。そんなに沢山の難民を一気に受け入れたら、社会が混乱するのは避けられないし、賃金が下がって経済的にも厳しいことになりそうだし、犯罪も確実に増えそう。まさにカオス。こんなことでEUが崩壊するのを見るのは、なんだか忍びないね。


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