・福祉介護会社コムスンの誓い(グッドウィルでモバイトドットコム)

 2007年6月6日、厚生労働省は虚偽の申請があったとして、介護業界最大手のコムスンに対し、介護事業所の新規指定や更新の打ち切りを指示しました。介護業界ピ〜ンチ。老人涙目。なんかもうね、このままだと6万5千人の介護難民が発生しそうな勢いです。いきなり高齢化社会がお先真っ暗な状況です(笑)。


 それにしてもコムスンはすげー適当な会社だな。調べてちょっとびびった。この会社は売上げ至上主義みたいで、片っ端から要介護者を受け入れてたらしいのよ。ケアが可能な人数を超えて。んで、そのつけを現場の従業員に負担させてきたらしい。なんか「1800人が入社して、2000人が退職する」といわれるほど、スタッフ離職率が異常に高い会社なんだって。どんだけ酷い会社なんだよ。労働条件悪すぎ(笑)。
 しかも各自治体からもらえる介護報酬を、不正に請求していたらしい。そんで都や県が事業所の監査をして不正が発覚する度に、事業所を廃止して処分を逃れてたんだって。その数がまたハンパ無い。神奈川県では61か所ある事業所のうち42か所を一度に廃止するといった荒業を披露したらしい。こんなのが全国で何回も行われてたらしい。コムスンなめてんのか?
 で今回のコムスンの会社自体の、介護事業指定打ち切りですよ。介護しちゃダメって。したらコムスンのすべての事業を、同業の連結子会社に譲渡して、またまた処分逃れですよ。どんだけ確信犯なんだよ。これは酷すぎだろ。でもこれは法的に問題なく、厚生労働省の処分は実効力が無くなるらしい。でも連結子会社じゃ、今までと何もかわらんだろ。これまたどんだけザル法なんだよ。呆れてモノがいえんわー(笑)。


 ちなみにコムスンは2006年12月18日にも介護報酬の不正請求でクロと判明しています(東京都)。ただその時は、訪問介護大手の「ニチイ学館」と「ジャパンケアサービス」も同様に業務改善勧告をうけており、3社が水増しして得た介護報酬の合計は4億2600万円だそうです。大手3社がクロって、介護業界ってなんなの?本当に酷いな。福祉が聞いて呆れる。まさに真っ黒(笑)。
 これだけあれだと、民間業者のほとんどはなんらかの補助金不正請求やってるな。間違いない。こんなの本気で追求したら、現存の事業所はほとんどなくなるだろ。そもそも病院の診療報酬とかも絶対水増ししてるって。病院もほとんど廃業しなきゃならなくなるな。マジで(笑)。


 でもおかげでコムスンの親会社、グッドウィル・グループの株価は連日のストップ安。空売り祭り実施中です(笑)。これはヤバイ。どうやらライブドア事件っぽい流れになってきましたよー!株主の皆様、ご愁傷様です。両社とも六本木にあるのは何かの皮肉か。六本木やべー(そこかよ)。風水的になにかおかしいんだと思う。きっとそうだ。風水知らんけど(笑)。
 今後のグッドウィル・グループの運命は、『マスコミへのスポンサー度』と、『政治家への献金の多さ』と、『役人の天下り先かどうか』で結果が変わる。これ重要。どう考えてもひどい話だけど、これがマスコミが書かない日本の現実(笑)。そりゃあ政治スキャンダルも、役人の天下りも減らないはずですよ(涙)。


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鶴蒔 靖夫 (著)

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